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「オリガ・モリソヴナの反語法」という変わった名前の本を読みました。
著者は、ロシア語同時通訳として名高い米原万理さん。 アマゾンのブックレビューの結果がとてもよかったのと、 TV番組で軽妙かつ的確なコメントをされる米原さん (残念ながら2006年に亡くなられたそうです)の作ということで、 興味津々で読みました。とても面白かった。ここまで夢中に読ませる本は久しぶりです。 あらすじは、子供時代にチェコ・プラハにあるロシア人学校に通っていた主人公の弘世志摩が、 数十年ぶりにロシアを訪れ、ロシア人クラスメートとともに、当時の学校にいた不思議な舞踏教師 オリガ・モリソヴナの過去の謎解きをしていくというものです。 彼女の過去は、ソ連という実に奇妙な国の歴史と社会構造と深く結び付いていました。 ソ連の歴史に疎い(それ以外の国もそうですが)私には、ソ連のスターリン時代の粛清、 ラーゲリについての細かい描写は、非常にショッキングでした。 また、本の端々に、著者のロシア社会・歴史の隅々に至るまでの膨大な知識 (同時通訳の第一人者なので当然かも)が伺えますし、膨大な参考文献をみると、 非常に丹念に取材をしているのが分かります。また、ストーリーの謎解きも二重・三重のトリックがあり、 最後になるほどと納得しました。米原さんの他の本も読んでみたい!
会社の旅行会で長崎県の軍艦島に行きました。
軍艦島は、かつて海底採炭の基地として、三菱が所有した小さな島です。 隣接する高島炭鉱とともに良質な石炭を産出し、 最盛期には炭鉱マンとその家族などで5000人を超す人々が、 約6.3haの小さな島に生活していたそうです。 島はコンクリートの岩壁で固められ、小中学校、映画館、鉄筋の高層アパートなど の様々な施設が林立する姿は、あたかも海上の軍艦のように見えたため、 軍艦島というあだ名がついたそうです。 昭和49年に閉山し、現在は無人島。鉄筋コンクリートの建物群はそのまま残り、 廃墟となっていますが、日本最古の高層アパートなどの当時の最先端の生活の跡もあり、 また、廃墟独特の魅力もあることから、三菱から市への移管後、遊歩道などが整備され、 2009年から上陸できるようになったそうです。 My coworkers and I visited Gunkanjima, or "Battleship Island," in Nagasaki. Mitsubishi corp. has once owned the small island to make it a base for retrieving coal from undersea mines. Known to produce good coals along with neighboring Takashima coal mine, this small, approximately 6.3-hectare, island was inhabited by more than 5000 people, including miners’ families at its peak. Because the concrete walls surrounding the island and a forest of high-rise buildings (schools, theater, apartments etc.) give it a battleship-like appearance, the island is called Gunkanjima (Battleship Island). The island has been uninhabited since the closure of the mine in 1974, and abandoned concrete buildings have fallen into ruin. In 2009, after the transfer from Mitsubishi to Nagasaki city, the local authority paved walking path in the isle for the tourists coming to see the remains of unique, advanced and densely populated lifestyle such as Japan’s oldest high-rise apartment. 確かに軍艦のように見えます。 ![]() ![]() ![]() ![]() ついに上陸 ![]() まさに廃墟 ![]() 1916年(大正5年)に建てられた日本最古の7階建て鉄筋コンクリート造の高層アパートです。 Japan's oldest 7-story concrete apartment built in 1916. ![]() ![]() 明治期、島の拡張にともなう護岸工事は、石積みで行われたそうです。 ![]() ![]() ![]() 炭鉱の入口だそうです(右端)。炭鉱マンは、地下に行くカゴの乗車場(3階)につながるこの階段を毎日「降りてくる」たびに、生きて帰ってきたと実感したそうです。 ![]() 白黒にすると時間がとまったようです。 ![]() ![]() ![]()
下村胡人の「論語物語」を読みました。
(右下のライフログに掲載しました) 「論語」自体には興味があったのですが、 孔子や弟子の言葉が前後の脈絡がなく並べられているので、 読みづらく、なかなか記憶に残らないなと思っていました。 この「論語物語」は、「論語」を体に沁み込むほどに 読み込んだ著者が、孔子と弟子達とのやりとりを ストーリー性のある「物語」に編みなおしたものです。 論語などの漢文を意味は二の次にして子供に暗唱させて刷り込ませ、 大きくなった時にその意味が浮かびあがって効用を発揮するという、 「素読」が見直されていますが、もはや丸暗記が苦しくなった我々大人には、 エピソード(物語)で覚える方法が頭に優しいですね。 その点からもお勧めです。 ![]() ![]() ジンベイザメ(甚平鮫)って英語で「鯨鮫」っていうみたいです。 日本語の方が味わいがありますね。
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